Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

言語の違い

琴子さんが何を自己選択の根拠とするか?と云うエントリをお書きになっている。例によって琴子さんらしい視点からの見方。

TAKESANさんとちょっと用語についての議論があるみたいなんだけどそれはそれとして、おっしゃっている内容は概ね正確だなぁ、と思う(特に「本当のターゲットはどこか」と云う部分において)。ただ、

一番の問題は、実証主義道具主義の利用する言語の違いってやつです。

道具主義者は「便利だったらよがっぺよ!(何故か栃木弁)」って有用性を基準としているのに対して、実証主義者は「その道具の使い方は合理的じゃないし、実際には不便だろう!」って実際の道具の使い方について突っ込みを入れているわけでして。話しがかみ合わないのは何となくおわかり頂けるかもしれません。

ぼくはそこでなんとか話を噛み合わせるために、なんと云うか、意識して「文芸寄り」の言葉を使おうとしているつもりだったりする。
結構それで論述の正確さなんかは犠牲になっているけれど(だからその分ひどく無防備なエントリが多いのは分かっているけれど)、それでも言葉としての貫通力がいちばん高いのは文芸の言葉だ、と云うのは信念のようなもので。
なんとか届かないものかなぁ。