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街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

仙台の本屋(11)塩川書店五橋店、ふたたび

何日か前からこちらのエントリに妙にアクセスがあって。もう5年以上前のエントリなのに妙だなぁ、みたいに思っていたら、第16回手塚治虫文化賞で特別賞を受賞したらしい。読売新聞が回し読みされた「あの少年ジャンプ」に特別賞と云うタイトルで報じている。

 https://www.dropbox.com/s/3pa75ad099j3yuf/1611OTO_WORKS%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%94%E8%AB%8B%E6%B1%82.pdf?dl=0記事を読み返すと微妙なほめかたで、検索経由でアクセスしてきたひとたちがどんなふうに感じたかはわからない。でも少なくとも、仙台でいちばん大きな本屋にでも徒歩15分以内でアクセスできるぼくでも、それなりの頻度で足を運ぶ書店ではあるのだ(オートバイ関係の雑誌が充実している、と云うのもある。ここはとあるモーターサイクル・クラブの拠点でもあるらしい)。

まんがを1冊買って、店主におめでとうございます、と云ってみた。いつも地域教育を熱心に論じている店主は照れくさそうに笑って、みなさんのおかげですから、と云った。賞金は寄付するけど、トロフィーはもらうんだそうな。

まぁ、云ってしまえばたしかに店主ひとりの手柄ではない、と云うのは確かなのだけれど。でも、コミュニティのなかでしっかりと根を張る経営をなしとげてきた、と云う事実が、「あの少年ジャンプ」を生んだ、と云うのはまぁ間違いのないところだ、と思う。