係累
ニューエイジやある種の市民運動がニセ科学やある種の代替医療と親和性が高い、と云うのは、この問題に一定以上の期間コミットしている論者ならなんとなく実感している部分かと思う。ついでに陰謀論もセットになってたりしますね(そう云えば3月13日には、きくちゆみ vs. 菊池誠のガチ討論が期待される911事件を検証する公開討論会も予定されているのだった。ぼくとしてはきくまこができるだけ小綺麗にして討論に臨んでくれることを希望するのみ)。
どうもなんかそう云う言説がちょっと目につくなぁ、みたいに思っていたら、てんつくマンとか云う元お笑い芸人が、そのあたりに触れたメールマガジンを配信していたみたい。内容はメールマガジン配信サイトのバックナンバー、てんつくラブレター~衝撃的な情報の巻~とてんつくラブレター~医療改革パート2のネタの巻~でその内容が読める。
このてんつくマンって云うのは典型的な「善意と熱意があるから知性はじゃまだ」系の市民運動家(日本熊森協会と類似のパターンですね)みたいで、MLMにも深く関係しているみたい。こう云う典型的なロールモデルって存在するよね。
そう云うひとに一般に見られる、善意と熱意とイノセンスをもって合法すれすれの荒野を往くスタンスもお持ちのようで、そのへんはだいぶ以前にうちをとりあげてくださったこしだすいさんが追求されていた経緯があったり(●「豪快な号外」が詐欺ではないかという件)。
で、さきにリンクしたメールマガジンの内容が、もうなんと云うか標本化したいような内容。
他にも伝えたいことがあるけど最後にヨーローパは昔、この五つが五大治療と呼ばれてた。
1、 ナチュロパシー(自然療法)食事療法や森林療法など
2、 オステオパシー(整体療法)カイロプラティックなど体のゆがみを治す。
3、 サイコパシー(心理療法)カウンセリングなどで心を安定させる
4、 ホメオパシー(ごめん忘れた)毒をもって毒を制す
5、 アロパシー(薬物療法)これはお薬。
しかし、石油権力、国家権力、医学権力が癒着して薬物療法以外を徹底的に否定!
薬を売るという大作戦を展開!
見事に成功。
なので、逆に考えたら、まずは他の四つをやってみるのがお薦め。
なぜならば薬より圧倒的に副作用が少ないから。
あーあ。
いちいちとりあげるのはやめるけど、もう本当に紋切型の見事な羅列。ほぼ反知性。
こう云う人間が一定期間以上に運動を継続していけるような現状は、市民運動界(ってのがあるのか?)にとってどんなもんだろう、みたいに思ったりする。