Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

簡単に分かることはちゃんと調べる

ここはけっこう(特にこの「世間」カテゴリでは)よそのブログに言及することが多くて。で、それなりに言及先については調べてから触れるように注意はしている。もちろん完璧に調べることなんかできないし、プライバシーを探りたいわけでもないので、とりあえずネット上で公開されている情報だけでもざっくりと(物知りの友人のGoogleくんに手伝ってもらうことが多い)。それをしないと、見当外れの批判をしてしまうことがあるので(いや、してもそのリスクはあるんだけど。回避する努力はしている)。
プロフィールがないのでなんとお呼びしていいのか分からないけれど、「イベントホライズンへの道」と云うブログのどのルートからエハンさんのブログにたどり着いたか思い出しました。と云うエントリを読んだ。

最近ヒロさんの日記では、 ニセ科学を追及する人たちとの論争について書かれているわけですが、この件に関してお茶の水大学のサイト内に

水商売ウォッチングというサイトを開いている女性がいます。

これはapjさん(a.k.a.天羽准教授@山形大学)のことだろう。apjさんは水商売ウォッチングも実名で運営されているので、別段「女性」なんて持って回った書き方をする必要はないはず。

いかがわしい浄水器などの販売をしている企業を糾弾するのが目的のようで、その主旨には問題がないものの(世の中には色々な意見があるべきなので)、お茶の水大学の生徒でも教授でもないのにも関わらず、国立大学のサイト内に巣くっている行為に関して、なんともおぞましいことをする女性だなと思うわけです。

apjさんがお茶大のサーバにコンテンツを挙げている経緯については、ちょっとReaDの研究者情報を見てみるだけでも見当がつくと思うのだけれど。そこを踏まえて巣くっているなんて云う表現をしてらっしゃるのだろうか。

実は私は、ネット関連の仕事もしているのですが、お茶ノ水大学のようなサイトを活用するとグーグルなどで検索した際に上位にくるという利点があるのです。

確かにお茶大のPageRankは7だけれど、この議論はネット関連の仕事をしているひとにしてはやけに粗雑だな、と思う。PageRankはサーバでもドメインでもなくページ単位でつけられるものだし、Googleアルゴリズムはそんな安直なものじゃない(水商売ウォッチングがお茶大のトップページから直でリンクされているなら別だけど、そうでなければまず恩恵はない)。

そういうわけで水商売をしている人たちに対して意見を言うのは勝手ですが、お茶ノ水大学には関係が薄いのにも関わらず、影響力の高いサイトを不当に利用していることが非常に問題だなと思うわけです。

関係が薄いのかどうか、確認してからお書きになればいいのに。それともご存知のうえであえてこう云う書き方をされているんだろうか。

水商売の方たちに意見を言いたいのなら、自分のお金で自分のサイトでやりなさいというわけです。不当にお茶ノ水大学のサイトを利用していることは断じて許されないと私は思います。

今度は不当とおっしゃっているけれど、大学のサーバなんてのが正当な理由なく部外者が利用可能なものじゃないこと自体、そんなに考えなくても分かると思うんだけどなぁ。

そう云うわけで教訓および自戒。
誰かを批判するときには、簡単に調べられることは調べなければいけません。エントリを書いている便利な箱は、検索エンジンと云うものも使える代物なので。