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街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

仙台の本屋(2)あゆみブックス仙台青葉通り店

ここはうちから2番目か3番目に近い本屋だ。
結果的に、結構頻繁に行くことになる。

なんと云うのか、店舗面積に対して相応の網羅性がある。
ぼくは本を買うのに吟味する(と云うか、一度に何冊も買えないので選ぶのに時間がかかる)口なのだけれど、ここでそう云うことを始めると平気で3時間とか居てしまう。
まぁ、それくらいの充実はしている訳だ。
店を開けている時間が長いのもいい。休日の開店直後なんて結構気分的に清新な時間が過ごせる。

でも、あぁ、残念ながらわずかに「浅い」のだ。
それぞれのコーナーが相応に充実しているのは分かる。タッシェンのA4シリーズとか、復刊なった「夜想」なんかも置いてある。特集コーナーも頑張っている、と云うか店舗自体に本屋として主張しようと云う空気がちゃんと感じられる。
でも、それがなんと云うか、「通り一遍」と云う印象に繋がってしまうのだ。

もちろん、実際に買って帰るような本はちゃんとみんな置いてある。昨今流行りの新書についてもちゃんとコーナーを作って、平積みで見やすく並べてある。「今話題の本」をきっちり入手するには、とてもいい場所だ。
でも、ここには、「すげぇ欲しいけどこりゃ買えねぇな」と云うような本はあまりない(全くない、と云う訳でないのが残念感を増幅させる)。

でもまぁ、地理的条件もあってぼくに関しては今後も高い利用頻度を維持するんだろうな。
実は仙台の書店で、おそらくもっとも麗しい立地に立っている(昔のよねたけ書店がもはやない今では、だけど)本屋なんだろう、とも思うし。