Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

仙台の本屋(9)金港堂本店(2)

宝文堂が営業停止してしまって、仙台の街中で地場資本の書店は金港堂だけになってしまった。

昔は一番町を歩けば20メートルおきに本屋があった。特に沢山あったのは高山書店。アイエとか、金港堂のブックセンターもあった(中身は薄かったけれど)。それが、気付いたらもう本当に金港堂本店だけ。

なんだか凄いなぁ、と思う。そんなに急速に仙台市民の文盲率が上がっているのか。いまや仙台はGAPの向かいにヴィトンがあるような、ひどく安っぽい節操のない街になってしまった(台北だってそんな間抜けな街づくりはしてないぞ)。

そう云うわけでbuy localと云うか、「本を買うなら金港堂」的な運動をひとりで展開している。知れたものではあるんだけど、それでもできるだけあゆみブックスジュンク堂ではなくて金港堂で本を買う。そんなことに意味があるのかどうかは分からないけれど、だれもそれをしないと公式に仙台を「文化不毛の地」として認めることになってしまいそうで。

なんでこんなことになっちまったんだろうなぁ。