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Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

フィギュアスケート2011年スケートカナダ

みたもの、読んだもの

今季初のフィギュアスケート地上波放送(じつはスケートアメリカも一部見てはいたけど、書けるほどちゃんと見てはいない。でも遙姫の戦い方についてはちょっと書いてもいいかな、とは思った)。

なんか、ぼくみたいな視点からフィギュアスケートを見てると、その選手の「らしさ」みたいなのがいちばんの魅力として感じられるんだな、みたいなことに気づいたり。その点で例えば安定感に欠けるレイチェルとか、なんとなく重ったるい動きの未来ちゃんなんかはぜんぜん素敵に見えない。逆に、完璧ではなくても、Pチャンの演技は充分魅力的に見えたり。どうもわれながらあんまり当てにはならないなぁ。

男子の演技における現時点でのクアッドの意味、と云うのが、よりはっきりした大会だったようにも思う。ハビエルくんのフリー最終滑走奪取しかり、リッポンや大輔の挑戦しかり。これはまぁ、いいことなんだと思う(トロントでのジェーニャイデオロギー闘争が身を結んだ、と云っていいのか)。

大輔は例によってちょっとスロースターターな感じはあるけれど、今季のフリーはすばらしいと素直に感じる。あのステップ、あの動きで、シャッフルのリズムとメロディのブルーズ的な「訛り」を拾いまくる。そこに生じる、官能性。

膝も完調じゃないように見えるし、シーズン後半に向けて、ぜひ入念に熟成させて行ってほしい、と思う。

ところで、リーザ・トゥクタミシェワなんて選手、存在そのものを知らなかった。びっくり。

軽やかなジャンプをひっさげて登場したスーパー・ルーキーはぼくの浅い観戦歴でも見たことがあるし、年齢にそぐわない高い表現力を見せる選手も知っている。でも、その両方を、こんな水準で破綻なく演技のなかでまとめてみせるなんて(Wikipediaで見る限り、身体の使い方についての指導をステファンに仰いでいるみたい。でもおなじ年齢だった頃の真央やヨナ・キムが同じ指導を受けたとしても、こんなふうに活かせるとは到底思えない)。

うむむ。でもなんか、ひょっとすると今季が(今季だけが)旬、って可能性もあるんだよなぁ。この年頃のロシアの女子選手、ってことは。

アシュリーはこれまでの演技の骨格がみっしりと魅力的な肉をまとって、全体として演技の味わいが濃くなったように感じた(ついでに云うと美貌にも磨きがかかったような)。

明子ちゃんはまぁ、これからかな。鈴木明子がこんなものであるはずはない、と思うし、体調も悪くなさそうだし。次の大会に期待して。