Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

【ネタ】Not political, but religious

米共和党副大統領候補サラ・ペイリン氏(アラスカ州知事)がID説支持とおぼしき発言をしている件について、kumicitさんが創造論も教えるべきなSarah Palin副大統領候補と云うエントリを挙げられている(kumicitさんの取材元のひとつであるWired Newsによる批判記事の抄訳は本日付でWired Visionに副大統領候補ペイリン氏:「環境より開発」派、創造説教育支持と云うタイトルでアップされている)。

kumicitさんは、背景に政治的な要因があるものと理解されているようだ。

Sarah Palinアラスカ州知事を副大統領候補にする効果は、John McCain連邦上院議員が高齢であることの対策および、共和党は女性大統領の可能性を容認するというメッセージ以外に、宗教右翼対策の意味があるように見える。

マケイン候補のID説に対するスタンスについてはkumicitさんは継続的に追ってらして、上でリンクしたエントリの末尾に「関連エントリ」としてそれまでにお書きのエントリへのリンクを置いておられる。
見解がふらふら定まらない、って云うより、ふつうに考えると、マケイン候補はこの件についてはほんとうにポリティックなスタンスしか持ってない、と云う解釈になると思う。逆にそう云う意味合いでは、ID論はけっこうアメリカにおいて政治的に重要な問題である、と云うことか。

しかしだ。
我々狂信的なパスタファリアンは、そのような解釈を採らない。

「人類の起源を学習する生徒たちが、すべての視点に触れられるようにすべきだ」

これはわれわれ空飛ぶスパゲッティ・モンスター教徒の教典に掲載されているパンフレットに引用されたマケイン氏の発言だ(邦訳では110ページに掲載)。
つまり、彼が政権を取れば、進化論・ID説の他に、生徒たちには正しくスパモン創造説も教えられるべきだ、と云うのが彼の立場なのだ(本人は進化論支持をほのめかしてはいるが)。なにしろすべての視点と云っているのだから。

すべてのパスタファリアンよ、共和党支持を。ラーメン。