Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

こだわる

タイトルがTAKESANさんメソッドのような気がする。
それはそれとして、MOGGYさんの高田純次のように生きるにはと云うエントリを読んだ。

いやまぁ人生においてこだわりってのは邪魔な代物だ、ってのには完全に同意するんだけど(邪魔なだけじゃなくて多くの場合傍迷惑だし)。なんと云うかでもそれは「こだわりのための人生」って部分もあって、これってなんか愚行権に近いような。ってまぁそれはそれとして。

音楽を愛していると自称するひとが往々にしてこう云うことを云いがちなのは理解に悩む。

塩素で消毒された水道水、電子レンジ、携帯電話の近くに置いた水、ヘビメタを聞かせた水、ばかやろうという言葉を見せた水などは、不気味で不快な崩れた結晶になっている。

水がいい波動と、悪い波動を感じて、このような結果になるらしい。
かなり斬新で、まだまだ検証が十分ではない部分があるために、
科学的ではないという批判もあるようだが、
本書が伝えようとしているメッセージは、前向きで夢があり、
心温まる内容なので、それだけでも十分読む価値がある。
多少内容に誤りがあってたとしても、
これだけのエネルギーを持つ本はそんなに多くない。

かなり斬新で、まだまだ検証が十分ではない部分があるために、科学的ではないという批判もあるようだがと云う部分に対しては、田崎晴明教授の「『水からの伝言』を信じないでください」の該当箇所を読んでいただくとして。好き、嫌いはともかくとして、どうしてヘヴィ・メタルを差別するんだろう。

と云うか、本書が伝えようとしているメッセージは、前向きで夢があり、心温まる内容だなんて云えるのかが分からない。ちょいとここであらきけいすけさんの「水からの伝言」はいじめであると云うエントリにリンクを貼っておく。
あと、この際だから、塩素で消毒されていない水を使って暮らしてみてほしい。ミネラルウォーターを飲むって? なるほど。それは(世界的に見てきわめて)裕福でいらっしゃる。ついでに電子レンジ携帯電話も使わないことだね。あ、それとこれとは違う?

あまり頭でっかちにならずに、素敵な物語を読む感覚でみてみてほしい。
目で見て面白いので、
家族や友人、恋人とか誰かと一緒に見ると楽しめる。

こだわりがなければ、平然とこんなことが云えるようになるのか。こだわり、と云うのは基本的に恥ずかしいことだと思ってたけど、こんなんだったらくだらないことにこだわるおっさんとして嘲笑されてるほうがなんぼかましだ。