ターゲットは誰だ
小飼弾さんの新カテゴリ - ニセ情報科学と云うエントリ経由で、株式会社リアルクリエイトと云うところが発売元になっているWILLTYと云うソフトウェアのことを知った。
WILLTY(ウィルティ)はネットワーク上や外部媒体からウィルスやハッカーが侵入する際の異常な電子の動きをキャッチし、コンピュータの入り口で確実にブロックしてしまうという世界初の画期的な方法がとられています。
すごいぞ。なんか、いつだったか菊池誠氏が「所詮コンピュータはオカルトだから」とか云ってたのを思い出した(あんたが云うたらあかんやろ、とか心のなかでツッコミを入れた記憶が)。
それにしてもこの商品、いったいどんな層をユーザとして想定してるんだろ。「異常な電子の動き」って。
でもそもそもパソコンのことがまったく分からないひとがターゲットユーザになるはずもないだろうし。
その昔携帯電話に関わる仕事をしていたときに、オプションとして販売しているPCカードモデムが動かない、とか云って怒鳴り込んで来たおじさんを思い出した。この方はコンピュータについてものすごく長い利用経験がある、と自称していたけれど、プロバイダのログイン用に付与されたパスワードとおなじものをわざわざ自分のPCのWindowsパスワードにも設定していた(もちろんモデムは特に何もしなくてもちゃんと動いた)。そう云う自称「パソコンに詳しい俺様」向けなのかなぁ。