Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

マスメディア支配?

そう云うわけで今年のぼくはシーズン初めから安藤美姫マンセーなのだが。で、どうしても焦点は「アンミキ対マスメディア・善男善女連合軍」みたいなところに向かってしまっていて。この辺りのぼくの懸念と問題点について、bewaadさんのところ経由でかみぽこちゃんさんの「スター・システム」はもうやめたらどうか。:安藤美姫のフィギュア世界選手権優勝に思う。(前編)(後編)を読ませてもらった。

トリノ五輪後の
彼女に対するバッシングは
非常に厳しいものだったし、
どの大会に出場しても、
たとえ勝ってもその事実は
なかば無視されるように
マスコミは

「真央ちゃん次はがんばろう!」

と報道し続けた。

そうして、一面的な報道に終始した結果、マスメディアは真央の今年の成長も見逃してしまった、と思う。去年は歴然と見られたヨナ・キムとの表現力の格差が、今年は(見劣りはしても)競える水準にまで進歩したと云うのに。

なんか、この世界選手権は
小娘たちがピョンピョン
飛び跳ねてるだけで、
しかも、精神のコントロールもできてない
子供ばっかりだから、
つるつる転んでばっかりで、
なんだかなって感じだった。

繰り返すけど、多分、技術的にというか、
スポーツ的には今回のほうが
トリノよりレベルははるかに高いんだけど、
1人の客として試合を観たらねえ、ちょっと。。。

そんな中、アンミキだけが
大人の演技をしてたね。

フィギュアスケートをそう云う「子供の遊びのような」競技だと思い込ませてしまったのは、マスメディアなのだ。そうでないと、真央をあんなやり方で持ち上げ続けることなんかできない。要するにマスメディアは愚民化を計ったわけで、それはある程度成功したかもしれないけれど、でも競技の結果そのものに裏切られることになった(真央が何かするたびにポエム臭いコメントを発していたフジテレビのアナウンサーに至っては、会場で「沈黙は金」なんて云う垂れ幕を張り出されていた)。

でも、安藤選手もまだ19歳なんだ。まだ伸びしろがある、そのことをまだ楽しみにできる。
そう云う意味では真央の末恐ろしさと来たら。

マスメディアのご意向で潰すのは、あまりに惜しいと思うのだ。