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Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

発言と実効性

世間

ねこた (id:yuko-hirom)さんのこちらの記事を読んだ。

yuko-hirom.hatenablog.com

この方はときおりはてなブックマークで見かけたりしていて、日頃どんなロジックで発言されているのかを拝見したりもしていて。

デマや偽情報の拡散問題において,WELQの問題でDeNAは叩いてもGoogleを叩く人は少なかった.

 

私はここでまたもや大きなる権威の前では日本人はおとなしい奴隷となると言う実例を見てしまった.日本人にはGoogleほど巨大な存在に対しては盲目的に追従するのだ.

せめてはっきり言おうではないか. Googleは無能であると - yuko-hirom’s blog

ある対象に対してネガティブな言及をしないことは、その対象に対して肯定的であることを意味する、と云うロジックを、わりあいこの方はひんぱんに用いる、と云う印象がある。まぁこう云う種類のロジックについてぼくなんかがどんなふうに感じているのか、と云うようなことはこっちなんかに書いた。
まぁそれはそれとして、Googleは無能であるはっきり言うべきである、と云うことについて、とくに異論はない。そのことばをはっきり云うことが、Googleに対する過信と依存を回避するために実効性があるのだ、と云うことであれば。

厳密に云うとGoogleはかつてのAltaVistaより、Yahoo!より有能であり、その有能さはウェブにおける事実上のインフラとなってしまう水準には達していた。それでも、かつて一度も万能であったことはなく、万能をうたったこともない(あきらかに、目指してはいるのだろうけれども)。

本規約または追加規定に明示的に規定されている場合を除き、Google またはそのサプライヤーもしくはディストリビューターのいずれも、本サービスについて具体的な保証を行いません。たとえば Google は、本サービス内のコンテンツ、本サービスの特定の機能、その信頼性、利用可能性、またはユーザーのニーズに応える能力について、何らの約束もしません。

これは日本時間2017年1月4日現在のGoogle利用規約に記されている一文だ。本来、Googleのサービスは(有償のものは別として)これを踏まえたうえで利用されるのを前提としている。
とは云えまぁ、利用規約を読んでからGoogleを使う、と云うスタイルは一般的ではない。それでも、そもそもそう云うものだ、と云うのを知っておいてから利用すべきだ、と云うことは云えるのだろうと思う。

なぜアルゴリズムがやったことは責められず、人間が直接編集したことは責められるのだろうか?人間がやったのだからその馬鹿な人間が悪く,そのような分別のない人間は許されないと人は言う.

 

しかし分別のないアルゴリズムは許されるのか

せめてはっきり言おうではないか. Googleは無能であると - yuko-hirom’s blog

かつてYahoo!が提供していた、人力によるディレクトリメインの検索を、アルゴリズムを用いた検索は駆逐した。そうすると今度はそのアルゴリズムをハックすべくSEOと云うものが生まれ、例えばテクニカルなブラックハットSEOに対抗しきれずにAltaVistaなどはサービス撤退を余儀なくされた。Googleアルゴリズムは飛躍的に高い精度で現在の地位を築いたけれど、それでもそのアルゴリズムを逆手に取ろうとするブラックハット的な手法は追求され続け、アルゴリズムはつねに改修を重ねることを余儀なくされている。
――なんてことはぼくが書かなくても、収益報告を定期的に行っているようなタイプのブログを読めばたぶん書いてある。

この「人力を介在させないことで特定の人間の意図を排除している」ことが本来のGoogleの価値であり、生命線で。直近のGoogle「ホロコースト検索」問題に関しても信頼できない情報が上位に表示され続けるのであれば、手作業で1つ1つそれらのサイトを除外することはできないので、自動化されたアプローチで対応していく、と云う回答になる。そうして、さらに精度を向上させるべく改修を行っていくことになるのだろう――あくまで、自社の収益のためのコンピタンスを維持する手段として。

サービスとしてのそう云うありかたを認めないのであれば、やはり利用しない、以外の方法はないのだろう。圧倒的な市場支配力を持っているからと云って、それは信ずべき、利用すべき、と云うことにはならない。
みたいに書くとなんとなく欠如モデル批判的なスタイルで反論されそうな気もするけど(予言。成就するかな?)、いち営利企業にどこまで求めるべきなのか、と云う議論が本来先立つべきだろう、と思う(さらに、現在のGoogleを単なるいち営利企業として論じていいのか、と云う論点がこの後に加わる。順序は大事)。

しかしせめてはっきり言おうではないか.

Googleの検索アルゴリズムは無能であると

 

Googleの検索エンジニアは無能であると

せめてはっきり言おうではないか. Googleは無能であると - yuko-hirom’s blog

はっきり言うことにどんな意味があるのか、それでなにが変わるのかはわからないけれど、この前段でこの方が揶揄的に言及しているたっぷり高給をもらって自分たちは優秀なグローバル・エリート面してるエンジニアに対して、おとなしい奴隷である日本人がそれを云うことが、この方にとっては重要なのだろう、と云うことだけはわかる。日頃見かけていたこの方の言論についての姿勢も、なんとなく理解できたように思う。

それはそれとして、なんとかしないとやばいよ、Google