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Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

内部と外部

よしなしごと

himajin774さんのホメオパシーの理屈が意外と自己矛盾してなくて困ると云うエントリを読んだ。
この話って、すこし前にすこし話題になった(merca論宅氏による共闘へのリクルートを蹴った)情報学ブログ*さんの科学はホメオパシーを否定できないと云うエントリの内容とも関連してくるような。

じっさいのところ、その内部だけでみるかぎり矛盾のないロジック、と云うのはけっこうつくりだせるものなんだろうな、と思う。そしてそれが人間の呪術的心性にマッチするようなしくみになっていれば、内的に矛盾していない、と云うだけでつよい説得力を持ちうる。そのロジックが無矛盾であるがゆえになんの役に立つのか、と云うとまたべつの話になるけれど。

やっぱり、自己矛盾だけを突こうとするのは無理があるのだろうか。

じっさいに多くの批判があるように、ロジック面ではなく運用面を見れば、自己矛盾や宗派間での相互矛盾はたくさん見いだせるのだけどね。で、ある意味それはそれでもいい、って割り切りもできて(実運用されないホメオパシーは慢性の中二病と同程度には無害なので、探求したいひとは好きなだけ探求してくれればいい)。正直、「あなたの運用はホメオパシーのロジックと矛盾してます」みたいな批判もありだと思う(これって宗派争いの際によく使われるのを見る)。

あと、これはほとんど勘で云うけど、たぶんあと付けで波動理論が持ち込まれたあたりの接続部分を精査していけば、きっと内部矛盾は探せるんだと思う。無理のある接木だから。なんかラヴクラフトとダーレス、どちらのクトゥルフが正しいか、みたいな調査だけどね。

外部知識を必要とする批判だと、見ている者にその知識に対する正しい理解を要求する。ホメオパシー寄りの人が、標準医療(特に医学の基礎)について深く勉強する動機はあまり無いだろうと考えると、その要求は正当ではあるが、現実としては賛同を得る妨げになる気がする。

原則これはおっしゃるとおり。ただ、ひととひとのあいだでこう云う部分における同意を獲得するには、実際は外部知識(そのなかでもとりわけ「すべての人間にとっての外部知識」である自然科学)を用いるしか最終的にはないんだよねぇ。このへん、科学リテラシーと云うことばを目にするたびに感じる居心地の悪さにもつながってくる気がする。

ホメオパシーの理論について詳しい方の助力求む(他力本願)。

あれ、うさぎ林檎さんはどこ行ってるんだろう(他力本願)。

*Jul. 11, '16追記:ブログオーナーの方より、現在は実名運営としていないため表記を変更してほしい、と云うご要望をいただいたため、修正しました。