Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

ほっとしたこと。

昨日付けで日本学術会議ホメオパシーについての会長談話を表明した件についてはあちこちで取り上げられているけれど(岡崎記者に敬意を表して朝日新聞ホメオパシーは「荒唐無稽」 学術会議が全面否定談話と云う記事にリンク)、その報道内容のなかでちょっとほっとした部分。

日本医師会日本歯科医師会日本獣医師会など6団体も談話に賛同し、会員に周知する方針だ。

これは印象に過ぎないんだけど、どうも歯医者さんにはホメオパシーをはじめとする代替医療に対して(よくない意味で)なじみやすいひとが多い印象があって。ひとの生き死にに直結しない種類の業務が多いからかなぁ、みたいな、あまりよくない筋からの憶測とかしていたりもしたので。

でまぁ、どうしてもプライオリティが下がらざるをえない部分ではあるのかもしれないけど、体調不良や病気をホメオパシーで対処される犬猫が多いらしいことについても、個人的にはそうとう引っかかってはいたのだった。

連名での文書なので同内容なんだけど(なぜかファイル名は違うけど)、日本獣医師会日本獣医学会の両方が、日本学術会議の会長談話をはっきりと支持する旨のPDF文書を公表している。
こう云う時の迅速さって大事だよねぇ。ただ、迅速なのは獣医さんばかりじゃなくて。

今日は(たぶん本丸と云える)日本医師会・日本医学会が記者会見を実施(朝日新聞による速報、ホメオパシー 日本医師会・医学会、学術会議に賛同と云う記事があがってる)。日本医学会は「ホメオパシー」への対応についてと云うページをアップしてる。日本薬理学会のサイトにも理事長メッセージとして同じ題の「ホメオパシー」への対応についてと云うページがある。

ことここに至って、各団体ともきっちりとスタンスを示さなきゃいけない、と云う点で意識が同期した、と云うところなんだろうな。もうこうなると、信奉者には行き先は陰謀論しかなくなるんだろう。それはそれで、望ましいこと、でもないけれど、まぁよくも悪くもわかりやすい。
で、たぶんぼくを含め多くのひとが懸念し、注視しているのは、日本助産師会の動向、なんだろうけどね。