Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

画一的美的感覚

ABBAさんの魔女の独り言〜水って不思議。。。 と云うエントリを読んだ。

この本が道徳教育の一環として小学校の授業で使われた途端、非科学的だの、オカルトだの、画一的美的感覚の押しつけだのと非難されたらしい。でも、野菜だってモーツアルトなどのクラッシック音楽をを聴かせれば、成長も早く味も良くなると言われているし、豚や牛といった家畜だって音楽を聴くとストレスが減少し、肉が美味しくなるといういことは、誰もが知っている事実ではないかとも思う。

(フォント装飾系のタグを除去しています)

まぁ誰もが知っている事実なのかどうかは措いておくとして。

こう云う言説を読んでぼくが気になるのは、たとえばこの方なんかは江本勝の著書に、自分の好きなミュージシャンの曲(ABBAさんの場合はそれこそABBAとか、プロフィールにあるけどスティービー・ワンダーとかクイーンとか)は綺麗な結晶をつくらないで崩れる、そんな音楽を聞かせたら野菜や家畜の成長を妨げるから害悪だ、みたいに書いてあった場合に、どんなふうに感じるんだろう、と云うこと。画一的美的感覚押しつける、って云うのは、そう云うことなんだけどな。

それとも、ほかのひとの好きな音楽はともかく、自分の好きな音楽だけはぜったいに綺麗な結晶をつくるはずだ、と「信じて」いらっしゃるのかな。だとすれば、画一的美的感覚の押しつけに抵抗感がなくても不思議はないんだけどね。