Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

幸・不幸

merca論宅さんの宗教が処理する領域=世界の根源的偶然性と云うエントリを読んだ。

おそらく、スピリチュアルを批判するニセ科学批判者は、一つの出来事に二つの問い方があることを理解できず、スピリチュアルの真理をインチキ=嘘と呼んでいるのである。

そう云うニセ科学批判者がもし実在したら多分おいらが先頭を切って噛み付くから、ご心配にはおよびませんよ。ぼくがつっこまなくても、ほかにもつっこむであろうひと(ニセ科学批判者でなくても)には何人か目星がつくし。で、そのスピリチュアルを批判するニセ科学批判者ってえのはどちらさんのことで?
具体的に教えていただければ、対抗言論を準備します。

やおいらも安物の俗流スピリチュアルは批判するし、そう云ったひとたちはほかにもいるのは知っているけれど、そのなかには俗流スピリチュアルに対する批判とニセ科学に対する批判を混同するひとはいない。merca論宅さんみたいに、俗流スピリチュアルに対する批判と宗教全般に対する批判を分別しないようなひとも、まぁいない、と思う。

このあたりは言説をなすにあたってそうとうデリケートな部分なので、ぼくを含めおおむねだれもがかなり細心に触れる。merca論宅さんのように大胆で豪放磊落な切って捨てかたをして顧みないひとは、あまり見かけない。
ぼくが思うに、この方の最大の不幸は、「ニセ社会学」につっこんでくれるひとがいないことじゃないかなぁ。ご本人は幸運だと感じてるかもしれないけど。