Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

「善意」の方向

13日にハイチで大きな地震があって。
見なきゃいいんだけど、波動だのスピリチュアルだの云っているようなひとたちが今回はどんな言説をものしているのか、週末にちょっと覗いてしまった。

ホメオパシーがインフルエンザを利用しているように、こう云う場合には災害をスピリチュアル商売や信仰の普及に利用するような言説がけっこう流布する。江本勝氏もスマトラ島津波やハリケーン・カトリーナの災害を自説の流布に利用した(スマトラ島の災害についてはこちら、ハリケーン・カトリーナの際はこちらで江本氏が発したメッセージが読める。どちらもWebArchive.orgなので激重注意)。

鎮魂の祈りの波動を届けましょう、ってのはいいとして。案の定浄化だのカルマだのアセンションだのと云った言葉を見かけて、わかっててやったくせにかっちり言及する気力がまるきり萎えてしまったのだけれど(地震兵器だのHAARPだのって言葉まで見かけた。そりゃ出てくるだろうけど勘弁してください)。
まぁ、覗いたぼくが悪い。

でも、どうなんだろう。こう云うひとたちは自分や自分の身近なひとがおなじような災害に遭ったときも、同じようなことを云えるのだろうか。云えるのかもなぁ。