バカの地金 (「駄美術ギャラリー」現代美術二等兵)
そもそも貧弱な脳味噌なのであまり使うとぼろが出る。ぼろが出ると地金が表に出てくる。 自分で自分に制御が利かなくなって、「絶対買わないぞ」と心に決めていたはずの代物を買って来てしまった。
いやなんと云うかぼくなんかから見ると彼らはマルセル・デュシャンの正統と云うか、デュシャンを256分の1くらいにスケールダウンするとちょうどこれくらいになるんじゃないか、みたいな、ぜんぜん褒め言葉になってない気もするけど告白すると大好きです。こう云うこと学生の頃にやってたな。ぼくらの場合「瞬間藝術」とか称してたけど。クラブハウスのごみ箱からいろんなもの拾って来て、適当に組み合わせてタイトルで勝負、みたいな。でもこんなに本気度は高くなかった。と云うかなんと云うか、つくっちゃうんだもん、このひとたち。
で、アフィリエイト貼っといてこう云うことを書くのも非常になんなのだけど、ぼくを信用してアマゾンで買ったりしないでください。お買いになるならぜひ本屋さんで手に取って立ち読みしてから。だってあとから「くだらないもの勧めやがって」とか怒られるといやだし。
あ、でもまず彼らのサイト「駄美術手帖」をご確認いただくのがいいのかな。あたくし【SF酉の市】がたまらなく好きです。部屋にあったらぜったいいやだけど。