Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

夢と希望

siesta-aさんの、夢と希望は人を若く美しくすると云うエントリを読んだ。この方、レイキと云う代替医療のヒーラーであるらしい。

ただ、あの時、あるあるの納豆

が、バナナが、アーモンドが、店頭から姿を消す程、皆そこに夢と希望を持ったの

です。その時皆さんの心は成りたい自分になった姿を想像して幸せだったのでは

ないでしょうか?

そうかもしれない。でもだったら、「騙された」と云って怒っちゃいけないよなぁ。「なんや、嘘やったんか? しゃあないな、テレビも嘘つくんやな。ええ夢見せてもらったわ、納豆食べよ」で、朗らかに食べればいいんじゃないのかなぁ。納豆が身体に悪いわけでもないし。

そしてその想像が実際に自分の理想の姿に導いて行ってくれた

かも知れません。

でも、そのあとに「騙された」って怒っちゃったら、もとも子もないんじゃないんだろうか。

なんで怒るかって云うと、騙されたって思ったからでしょう? 信じた夢と希望が現実にならない、と思ったからでしょう。
信じたことが現実にならないって怒るんだったら、そのひとにとって信じるってことの意味はなんなんだろう。怒っているのって、幸せな状態じゃないと思う。信じることが怒りをもたらすのなら、どうして「信じること」がいいことだ、って思えるのかなぁ。

テレビが嘘をついた、って知ったときに、みんなが笑って買って来た納豆を眺められるくらいだったら、きっとそれはもうなんの懸念もない状況なんだと思う。みのさんが奨めようがなんだろうが、本当に怪しいものには手を出さないくらいのリテラシが行き渡った状態なんだろうから。