脳内物質をなめんなよ

kikulogではよくTOSSと云う教育関係団体がトンデモ推進団体として登場する。とは云え身近に学童年齢の子供もいないのであまりフォローしていなかった。でも、鈴柩さんのTOSS(脳内革命)と云うエントリを読んで、さすがにこれはやばいんでねぇか、と思った。

その中で一寸気になる指導案があった
道徳だった
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いじめをすると
脳から猛毒が出る
やさしくすると
脳からからよい物質が出る
だからいじめをしないほうがいい
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まとめると　こんな話
こんなバカな話を教えるなと言ったら
上司に薦められたということだった
ＴＯＳＳという
教育技術の法則化を進めている団体で
下のような形で紹介されていたものだという
http://pws.prserv.net/tomo-n/ijimetotatakau1.htm

出るべき脳内物質が出ないのは、やばい。セロトニンもノルアドレナリンも必要なときに必要なだけ出るし、それがないと（あるいはそのメカニズムが失調すると）やばいことになるのだ。

私事だけど少し前にひどく調子の悪い頃があって、医者からSNRIを処方されていた。これは副作用もきつかったのだけれど（とは云え向精神薬としては相当ましな方らしい）なんだか凄まじく効いて、なんとか生き延びた、と云う経験をしている。
ノルアドレナリンは毒かもしれないけれど、脳内でちゃんと出ないと（直接の原因ではなくても）ひとがそれで死ぬことも実際ある訳だ（いや、おいら死ななかったからいまここでブログ書いてるんだけど、死ぬひともいるからね）。

これは、ちょっとやりすぎだ。こんなことを教えていたら人死にを出す遠因になるぞ。