Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

馬鹿がデフォルトの国

もう大昔。ぼくは理屈っぽい子供だった。理屈っぽい子供は嫌われる。
でも、なぜ理屈っぽい子供を嫌うんだろうか。カオCAOさんの人は似非科学につられてだまされるぅ〜。と云うエントリをつらつらと読んだ。

だいたいこの国では「あたまがわるい」のがデフォルトだ。もちろんみんなへりくだってそう云っているのだが、本当に頭の悪い奴も自分でへりくだってそう云っているつもりになっているのがポイントだ。

会社でいません?“オレ頭悪からさぁ”って、馬鹿を自慢している人。謙っているんじゃなくて本当に頭悪いの。

しかも同調圧力を伴って。

そう!ウソなんです。子供の頃から“理論に乗っ取った科学的推論”をしたことがない特にオバ達はコロリとだまされる。

で、騙される方が人間的だとか、イノセントだとか云う根拠のない思い込みを持っている。で、ひっくり返すとちゃんと物事を考えて騙されないでいる人間は血が通ってないとか、不純だとか云う理屈になる。
これってなんでなんだろうな。40とか50になってもそうだったりするからな。
個人的な感情だけでものを云うと、納豆どっさり喰って太ってろとか思う。

さて理屈っぽくて可愛げのない子供だったぼくはどうなったかと云うと、中学の途中で菊池誠氏をはじめとする(頭が悪いと相手にしてくれないような)年上の友人たちと出会って、とりあえず「馬鹿なのは恥だ」と云う方が一般的な感覚の人間ばかりがいるような環境の高校と大学に通って、社会に出て「体育会系」とか云う連中と出会って衝撃を受ける、と云うような人生を辿ったのであった。良かったんだか悪かったんだか。