ニセ科学を信じるSideB

まぁそうそう大上段に構えて大げさなことばかり云っていても仕方がないので、もっと気軽に「水からの伝言」を信じるにあたって日常的に注意すべきことなどをつらつらと。

まず、森田芳光の「バカヤロー！」シリーズとか観ない方がいいですね。ビデオなんか持っていたら最悪です。あなたの身体の70％が、部屋の中にあるだけで汚されます。
本だって同様です。ノワールみたいな、登場人物が汚い言葉ばかり喋っている本がある部屋に住んでいると、部屋の空気に含まれている水蒸気が汚されて、肺からあなたを汚くします。エルロイやブコウスキー、馳星周なんかもってのほかでしょうね。

当然ですがプロレスなんかも見ちゃいけません。汚い言葉に溢れてます。あれはアングルだろう、って？　いや、汚い言葉はそれがどんな意思に基づいて発せられたものでも、水を醜くするのです。とりわけ小島聡の試合なんて見てはいけません。

お風呂に入るときにも注意が必要です。おとうさんの後に入ったりしていませんか？　おとうさんは会社で生意気な部下に対して「馬鹿野郎」とか思ったり、偉そうで頑固な社長に対して「死んでしまえあんな奴」とか思ったりしたかもしれません。その水に浸かったりしたら大変です。水の中の残留思念があなたの身体の70％を汚い結晶に変えてしまいます。あ、お子さんの後も気をつけた方がいいですよ。ひょっとすると学校でいじめられていて、卑劣ないじめっこや見て見ぬ振りをする担任に対して「いつか殺してやる」なんて考えてるかもしれません。あなたの入ったお湯は、崩れた結晶でいっぱいかもしれませんよ。まぁ、水の結晶は氷なので、お湯の中にはないかも知れませんが。

コーヒーはフェアトレードにしましょう。搾取された労働者が生産しているコーヒー豆は、多分お湯に悪い波動を伝えます。お茶も同様ですね。

ところでパール兄弟に、「バカヤロウは愛の言葉」と云う名曲がありますが、これなんかはどうなんでしょうね。この曲を聴いたお水は、「バカヤロウ」と「愛」で中和されてニュートラルな水になるのでしょうかね。