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街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

仙台の本屋(4)塩川書店五橋店

普通の本屋。街中の路面店だ。
うちから最寄りの書店はここになる。

なんとなくこう云う街場の本屋と云うのは、減っている気がする。まぁ市街中心部の本屋も、以前書いた通り減ってはいるのだけど。仙台市民の文盲率が上昇している、と云うことか。
字なんか読めそうにないような奴らが、週末の夜なんか大量に街中をうろついてるからなぁ。

普通の本屋なので、普通の本はたいていある。多分、ぼくの用事も7割方はここで済むのだろう。子供の頃、近所にあれば嬉しかっただろうな、と云う気がする。本屋って云うのは、それが独立した本屋であればちょっとした小宇宙なので(とか感じるようなおいらが変な子供だった可能性もあるが、そんなふうな子供時代を送った人間はそんなに少なくないんじゃないか)。
店内には、話題の本やローカルなテーマを持った本を集めた小さなコーナーもある。置いてある文庫本のセレクトも、ある一定の傾向が見える気がする。そう云う意味で、けして志の低い本屋ではないのだ。
こういう本屋が、コミュニティ単位でひとつずつぐらい存在してくれないと、なんかまずい気がする。週末となればこぞって車に乗ってイオンに買い物に行く、というライフスタイルが普及するのは、その地域の文化的敗北を意味すると思う。
Buy Local.

とはいえ結局、ぼくも中心部の大きな本屋に行ってしまうことが多いんだけどね。
いや、ぼくとしては市街中心部全体が自分のロコとしてのエリアだと考えているので。