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街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

ゴン・クビャール

音の世界遺産 バリのガムラン

音の世界遺産 バリのガムラン


ガムランってのはどうやら、現役のポップミュージックらしい。
で、ここ数十年の主流になっているスタイルを、ゴン・クビャールと呼ぶらしい。

なんとなくJVCのシリーズから買い始めて、でこのシリーズがスマル・プグリンガンのほうが充実している関係もあって、最初はなかなか「もっていかれる」感覚のガムランに巡り会えなかった。なんというか、ふんわりと包み込まれるんじゃなくて、もっとソリッドに力強くこちらの意識に食い込んでくるような。

今風の民族音楽、と云うと、なんかヨーロッパ的な安っぽいサウンドトリートメントが施されて、なんかあんまり面白くないものになっていたりする、みたいなマイナスのイメージがある。でもバリガムランは博物館の中のものじゃないはずなので、多分ちゃんといまの生きた音楽が手に入るだろう、と思っていた。

音源自体は少ないのだけれど、探せば結構手に入る、ってことも分かった。
ここに掲げるのはその中の一枚。
というか、なんかこの楽団、皆川厚一さんが参加していたようで。
若々しさとか、勢いとかが楽しめる、ある意味明快な録音です。