Chromeplated Rat

街や音楽やその他のものについてのあれこれ。

で、なぜChromeなのかと云うと

最初に乗ったオートバイは、400ccのアメリカンだった。当時ばか売れして、それこそ交差点5つにつき1台見かけるぐらい町にあふれた車種。

動力性能はたいしたことがない(今なら実感として分かる)けれど、もちろんそれが最初なのでそんなに気にならない。むしろその穏やかな性格は乗っていて楽しかったし、機械としての信頼性の高さは安心感にも繋がった。
随分それで、いろんなところに行ったと思う。

ロームメッキは、そのころからぼくにとってはオートバイを意味する言葉のひとつだ。
世間で例えばChrome Heartsが大流行した頃に、その名前に込められた意味(本来はメッセージでもあるだろう)に気付けない、実感できない人間が大枚をはたいている姿に奇妙な気分になった。君らの心はクロームメッキされているわけではないだろう? と云うように。