2007-09-17から1日間の記事一覧
はじめて仙台文学館に行った。 特別展として「澁澤龍彦 幻想文学館」と云う催しをやっていたので。
この小説と指輪物語との間にある共通点を、ぼくはひとつ見つけた。それは、作品世界がきっちりと「その世界の歴史」を背景にしていることだ。 そう、物語の登場人物たちがみな「彼らの物語」を文化として保有していること。 精霊の守り人 (新潮文庫 う 18-2)…
もちろん実際には、ここにはストリートの現実なんかない。 でも、そのことは、物語として必要な距離をとるためには欠かせないことだ。 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5 (池袋ウエストゲートパーク (5)) 作者: 石田 衣良 出版社/メーカー: 文藝春秋 …